2007年3月30日金曜日

大阪中之島

[Super-Takumar 2.8/105]

大阪中之島にある肥後橋から錦橋、OBP方面を見た画です。
頭上には阪神高速、左手には中之島公会堂、奥にはOBPの摩天楼群と大阪らしい風景が集合しています。

錦橋は本来、土佐堀川の可動堤で可動堤上部の歩行者専用の橋梁部分が錦橋という名前なのだそうです。

順光撮影ですが、少し煙っていたため少々コントラストが低めです。
Super-TakumarはコーディングがSMCのようにマルチコート化されていないため、光の多い状況ではこんな感じになります。

個人的にはこの甘めの雰囲気が好きです。

2007年3月28日水曜日

作品の写真

[SMC Takumar 1.4/50]

奥様の作品を撮影しました。

最近流行の簡易スタジオみたいなのを使用したのですが、いかんせん小さいので背景との距離が取れず苦労しました。

Web掲載用とのことなのでこれくらいで勘弁していただきました。

高校を卒業してすぐ、コマーシャルフォトスタジオで下働きをしていて、来る日も来る日も陶器の撮影の手伝いをしていたのですが、いまだに上手に撮影出来ません。

当時の師匠、かなり年配の方でしたが素晴らしい写真を撮られていたのを思い出します。

[SMC Takumar 2.0/35]

少しでも近づけたらと思う今日この頃です。

2007年3月27日火曜日

塩の味とレンズ

写真の大先輩が以前、こんな話をしておられました。

塩の味はレンズの味と似ている。

精度の高い塩(食卓塩のような精製塩)は工業製品として確かに高純度で素晴らしいが、調味料としての味は、自然塩(海水塩や岩塩など)の不純物が適当に入っている塩の方がはるかに美味しい。

レンズも、最近のコンピュータにより設計された歪みや収差の少ない高精度なレンズよりも、昔の人が手計算で計算し、経験によって歪みや収差を調整して造られたレンズの方が味がある。


[Super-Takumar 3.5/135]

レンズの歪みや収差と言った数値的に計測出来るスペックは、塩の不純物と同じで少なければいいというものではないと言うことですね。

なんだかとても納得の行く話で、「流石、大先輩!!」と感動しました。

[Super-Takumar 1.8/55]

Takumarシリーズは、メーカーの技術者が手計算と経験で味付けを行っていた時代のレンズなので、スペック的に現代のAFレンズには遠く及ばなくても写真としては良い味が出せるのではないかと思います。

[Super-Takumar 1.8/55]

使う側としては精進あるのみです。

2007年3月25日日曜日

どうにも好きなレンズ

Super-Takumar 55mm F1.8 + Kenko AC No.5

F4

開放(F1.8)

前にも書きましたが、僕のTakumarレンズはこのSuper-Takumar 55mm F1.8をたまたまジャンクで入手したところから始まっています。

手持ちの他の5本のTakumar達に比べてこのレンズの状態は良くありません。
黄化も進んでいますし、フォーカスリングを操作すると絞りが微妙に変わってしまうと言う機能的な問題も抱えています。

しかし、このレンズの写りがとても好きです。

絞るととてもシャープです、開放にするととても美しいボケを見せてくれます。
F1.8と明るく、最近のAF標準ズームレンズと比べるととてもコンパクトです。

デジタルカメラを使い始めて10年強になりますが、*ist DL2 + Takumarレンズの組み合わせほどカメラとしてしっくり来たデジカメはありませんでした。

*istシリーズのデジタル一眼レフは操作系の単純さ、写りの素直さが他のデジタル一眼レフと比べて僕には親しみやすく、Takumarレンズの操作感、写りは中学時代から使い続けてきた銀塩一眼レフと通ずるものがあって本当にしっくり来ます。

初めて使った一眼レフがNikon Fだった僕にとって現在のNikonやCanonのデジタル一眼はどうも好きになれません。Canonに至ってはレンズマウントをプラスチックにしてしまうと言う割り切りぶりですから。

乗り慣れた自転車のように自分の手にしっくり来るこのカメラ、レンズに出会えたことをとても嬉しく思います。

2007年3月24日土曜日

雨垂れの温度

少し暖かくなって、葉っぱを滴る雨粒の温度も少しばかり暖かく感じられるようになってきました。
「一雨ごとに暖かくなる」じっさいそんな感じです。

新緑の上を滴る雨粒をSuper-Takumar 2.8/105で撮影しました。
念願だったこのレンズも状態のとびきり良いものがとても安価に入手出来て嬉しいかぎりです。
直前、直後のボケは少しうるさいようですが柔らかい描写に満足しています。

2007年3月22日木曜日

地下から空を

地下街の吹き抜けから高層ビルを見上げて。

一気に空高く舞い上がりたいところですが間にはしっかり柵があります。(無くても無理ですが・・・)
大阪駅近辺は高層ビルが多く、普通にしていると空がほとんど見えませんが、見上げてみるとそれなりに空は見えるものなんだと気付きました。

レンズはSuper-Takumar 1.8/55、このレンズ、本当に好きです。

2007年3月20日火曜日

Super-Takumar 1.8/55のボケ

Takumarにはまってしまったのは、ジャンクでこのレンズを手に入れて、M42マウントアダプターのテストに使用してみたところ、ボケの綺麗さに魅せられたのがはじまり。

Webなどの記事を読んでいると1.8/55は1.4/50に対して廉価版の標準レンズと位置づけられていると言うことで、かなり期待を抱きつつSMC Takumar 1.4/50を入手したのですが個人的な好みとしては圧倒的に1.8/55のほうが好きです。

SMCとSuperのコーティングの違いもあるのだとは思いますが、ボケは1.8/55の方が好みです。1.4/50は開放でソフトタッチになりその写り自体はとても綺麗なのですが、ボケは少々うるさいことが多いように思います。

1.8/55は数が出ていて中古価格もかなり安いのですが、とても良いレンズだと思います。
ジャンクではない、状態の良いものを一つ確保しておこうかと真剣に考えていたりします。

写真は、奥様の実家の狆です。この狆という犬も最近は珍しくなってしまいましたが愛嬌のある変な顔ですよね。

2007年3月17日土曜日

Takumarファミリー

僕の使っているAsahi Opt. Takumarシリーズのレンズと接写リング。
焦点距離の短い方から、

・SMC Takumar 28mm f3.5
・SMC Takumar 35mm f2.0
・SMC Takumar 50mm f1.4
・Super Takumar 55mm f1.8
・Super Takumar 135mm f3.5

あと105mmのSuper TakumarかSMC Takumarがほしいと思っています。
Webなどの記事を読んでいるとSMCのほうが写りが良いとの事ですが、紹介されている作例を見ると個人的な好みにはSuper Takumar 2.8/105のほうが合うようです。

この集合写真はSIGMA 28-70 F2.8 EX DGで撮影しました。
久し振りにオートフォーカスを使いましたがやっぱり便利ですね。
写りもシャープで細部まで綺麗です。(アップした写真はRAW現像時に超軟調を指定したのでコントラストは甘くなっています。)

久し振りに新しいレンズを使ってみて、レンズとしての基本性能と写る写真の雰囲気とはまた別物だと言うことが良くわかりました。

2007年3月16日金曜日

やわらかな描写

ことぶきが家に来たとき、一緒にやってきたネズミのおもちゃ。
あれからもうすぐ2年、ことぶきは今でもこのおもちゃと一緒に寝ています。

SMC Takumar 1.4/50 開放の柔らかな描写がとてもありがたい1枚です。

初登場 SMC Takumar 3.5/28

手持ちのTakumarシリーズの中で今まで一度も登場していなかったSMC Takumar 3.5/28でヨドバシ梅田の自転車置き場を撮影。

レンズの焦点距離は28mmですが*ist DL2はCCDがAPS-Cサイズのためイメージサークルの中央部しか画面にはいりません。よって湾曲収差もほとんど感じられません。

画角としては35mm換算で約42mmとなるので歪みが無くて当然と言えば当然なのですが、なんだか少しカンが狂う感じです。

2007年3月14日水曜日

逆光

逆光でことぶきを撮影。

何故かことぶきもこちらを見ていました。
使用レンズはSuper-Takumar 3.5/135で5~6m離れた場所からの撮影です。

僕は猫が好きです、そもそも*ist DL2を購入したのもことぶきを撮影するためでした。
Takumarレンズも灰色一色のことぶきをとても表情豊かに写し撮ってくれるから大好きです。

2007年3月12日月曜日

微妙なレンズ

SMC Takumar 1.4/50は、やはり開放でソフトレンズぽい写りになることがあります。
それも多少グルグル系のボケです。

この猫の置物もなんだかびみょ~なボケ加減です。

好みの問題はあると思いますが面白いと思います。

デジタル一眼レフの価格帯が下がり一般化して、カタログに載せやすい可視的でキャッチーなスペックが商売上重要視される時代になってしまいましたが写真というのはそう言うものではないと思います。

この先(すでに)デジカメ市場も過当競争に陥って、変なレンズやカメラはどんどん駆逐されて安価でそこそこの性能の無個性で軽薄な製品が蔓延してしまうのでしょう。

デジタル一眼レフに巨大なレンズと大きな三脚を付けたおっさんより、写ルンですやポラロイド、LOMO、HOLGA、コンパクトデジカメ、携帯のカメラなどで楽しんでいる人達の方が立派な写真ファンだと思います。

2007年3月11日日曜日

模型の撮影

SMC Takumar 1.4/50 + 接写リングNo.1 でバイクの模型を撮影。

全体のシルエットを、特にGILERA 4Cilがもつタンク上面の美しい曲線を意識して撮ってみました。

接写リングはクローズアップレンズほど極端な印象にならないのでこういったモノの撮影には向いているように思う。
技術的な違いは良くわからないのだけど、接写リングは元々のレンズの最短撮影距離が単純に短くなる印象。
それに対してクローズアップレンズは文字通りレンズで拡大したと言うような感じ。

花などをぐっとアップで撮りたいときはクローズアップレンズの方が面白いと思う。


シリンダーヘッドの放熱フィンをポイントに撮影

夕景とLEDの光

Super-Takumar 3.5/135で暮れゆく夕空とヨドバシ梅田前のLEDイルミネーションを撮影。

*ist DL2で使用すると135 × 1.5で約200mmの望遠となり、風景を撮るには長すぎる感じです。
遠景のイルミネーションLEDが綺麗に丸くボケてくれました。

中央部の等倍切り出し

LEDの光は一種独特のボケたような写り方をするので、家に帰ってモニターで確認するまでどんな感じに写ったかわからないところがちょっと楽しみです。

2007年3月9日金曜日

朝の微睡み

朝、布団からなかなか出てこないことぶき。
Super-Takumar 1.8/55 開放で撮影。

このレンズはSMC Takumar 1.4/50とちがい開放でもソフトにならない。
今回はSMC Takumar 1.4/50の開放でソフトな感じにした方が良かったかも知れない。

いずれにしてもボディーが1台しかないため、レンズはある程度予測して付けておかないとダメですね。

2007年3月8日木曜日

接写リング

ASHAHI PENTAX S用 接写リングセット。

この時代の金属加工品質は素晴らしい。
単純にレンズとボディーの間を延ばすためのチューブですが全て削り出しで作られていて、内面も乱反射を押さえるために細かなグルーミングが施されマット仕上げされています。

とかくプラスチックを多用する最近の機材とは本質的に違うモノのように思います。
機能を満たすための最低限の材料を選択するか、物としての存在価値を求めるか、ユーザーの選択が最終的にメーカの製品に反映されると言うことですね。


話は戻ってクローズアップレンズと接写リング、どちらを使うかは悩むところですが、それぞれ一長一短あるようです。
・ 屋外の撮影では手軽さからクローズアップレンズ。
・ 屋内で物のアップを撮影する場合は、色収差、特性の変化が少ない接写リング。

そのほかにも色々と違いがあるように思いますが、接写リングの方が自然な雰囲気です。

接写リング No.3 + Super-Takumar 1.8/55で撮影した懐中時計

2007年3月7日水曜日

F2.0開放

SMC Takumar 2.0/35 絞り開放で撮影。

このレンズも良くボケます。
換算値で焦点距離が52.5mmとなるので、画角てきにはコレが標準レンズになります。

焦点距離35mmのレンズとしては開放F値が2.0と明るめで、デジタル一眼で使用するには使いやすいレンズです。

ただ、個人的に外出時は28mmと55mmをペアで持出すことが多く、このレンズの出番はあまりないのが現状です。

2線ボケ

SMC Takumar 1.4/50で上手く背景がボケなかった例です。

天気も曇り、撮影場所も地下一階の吹き抜けでコントラストの低い悪条件でした。
開放での撮影だったので背景がもっと綺麗にボケてくれるのを期待したのですがご覧の通り。

2線ボケという表現が正しいかどうか自信がないのですが、うるさいボケなのは確かです。

SMC Takumar 1.4/50は時々こういう事を経験するレンズです。

F1.8の開放

大阪城公園の梅園で撮影した紅梅。

使用したレンズはSuper-Takumar 1.8/55 + Kenko AC No.5(クローズアップレンズ)です。

このレンズ、ボケのとても綺麗なレンズでボケの美しさだけならSMC Takumar 1.4/50よりも上ではないかと思います。

また、絞りを開けば常に綺麗なボケが得られるのも強みです。
同じくボケの綺麗なSMC Takumar 1.4/50は条件によって2線ボケになることがあり、このレンズほど無条件に綺麗なボケを期待出来ません。

Pentax Takumarシリーズの標準レンズはどれもボケが綺麗なレンズですが個人的にはSMCよりもSuperのボケ味の方が好みです。

F1.4の開放

記念すべき初投稿は、うちの愛猫「ことぶき」。
使用レンズはPentax SMC Takumar 1.4/50です。

開放での撮影で少々ソフト気味になっていますが猫の柔らかい毛の雰囲気を出すのにはもってこいだと思っています。

レンズの焦点距離は50mmですが*ist DL2で使用すると75mm相当になるのでF1.4開放絞りでは深度がとても浅く、ピントが合う範囲は本当に前後数cm。

でも、ロシアンブルーのビロードのような毛並みが良く表現されています。

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