2008年7月27日日曜日

『カメラ写真展』参加!!

 
いつも楽しく拝見させて頂いている Premier Quartier さんが主催されている「カメラ写真展」に僕もこそっと参加させて頂きます。

「カメラ本体の写真」
撮影者同様、普段の撮影では写真に収まらないものの代表みたいなカメラ本体ですが、あえて被写体にということで最近はまっているCONTAX G1を撮ってみました。

[PENTAX *ist D + smc PENTAX-A MACRO 2.8/50]

CONTAX G1のこの2つのダイヤルがとっても気に入っています。
左側のダイヤルがシャッター速度と絞り優先AE時の露出補正、右側がAFとマニュアルフォーカス時の距離設定。
あとレンズ鏡筒部にある絞りリングの3つで撮影時のほぼ全ての設定が可能となっています。

撮影時の操作が簡潔にかつ感覚的に操作できるこの操作系が、デジタルカメラと比べるととても不便なフィルムカメラであるCONTAX G1の大きな魅力の一つだと思います。

また、CONTAX Gシリーズのもう一つの魅力はなんと言ってもCarl Zeiss Biogon 2.8/28 T*です。
フィルム面の直前まで迫る後玉をもつこのレンズは、一眼レフではなかなか使用が難しいレンズ構成である「対称型の広角レンズ」という魅力を秘めています。


[CONTAX G1 + Carl Zeiss Biogon 2.8/28 T*]

2008年7月26日土曜日

城跡Ⅱ 淀城

 
城跡探訪シリーズを始めようというわけでは無いのですが、何故か少し前にやはり炎天下の中、片道15kmほどを自転車で走って淀城跡を見に行っていました。

[CONTAX G1 + Carl Zeiss Biogon 2.8/28 T*]

この日も日中は35℃を超える猛暑日で桂川沿いのサイクリングロードを走りながら気が遠くなる思いでした。


で、淀城。ここは京阪淀駅の目と鼻の先(というより淀駅が城跡内にある)で、以前から電車で通過する度にいちど来てみたいと思っていました。

電車の車窓からはお堀と石垣を直近から見ることが出来ますが、冷静に考えてみると京阪電車がお堀を埋め立てて走っているのですね。


[CONTAX G1 + Carl Zeiss Biogon 2.8/28 T*]



[CONTAX G1 + Carl Zeiss Biogon 2.8/28 T*]



[CONTAX G1 + Carl Zeiss Biogon 2.8/28 T*]



[CONTAX G1 + Carl Zeiss Plannar 2/45 T*]

2008年7月24日木曜日

勝竜寺城 城跡公園

 
今日も京都は猛暑日でした。町中では日中35℃をゆうに超えていたと思います。

そんな猛暑の中、長岡京にある勝竜寺城公園という城跡に行ってきました。
片道約10km、自転車でのんびり走って1時間弱の行程です。

[CONTAX Tvs]

もう夏真っ盛り!!、入道雲ニョキニョキ!!、空の青さは春先に比べると白っぽくて今一つですが暑さは伝わりますよね!?

[CONTAX Tvs]

勝竜寺城は南北朝時代から江戸初期まで存在したお城だそうで、細川 玉(後のガラシャ)女史が16歳で細川藤孝氏の長男忠興氏に嫁いだ場所だということです。

現在の城郭は城跡公園として整備されたときに造られたもので元々のお城とは城郭の縄張り(配置)以外、全くの別物だそうです。

[CONTAX Tvs]

本来の勝竜寺城とは違うとはいえ、なかなか立派な城郭で映画の撮影などにも使われたりするそうです。
一見、本丸か天守のように見える建物は資料の展示館+休憩所です。もちろん復元ではありませんので立派な鉄筋コンクリートの建物です。

[CONTAX Tvs]

本来の本丸の場所は庭園として整備されていてとても綺麗です。
適度に広く緑もふんだんにある公園なので、城郭と合わせてとてもよい雰囲気の落ち着ける場所になっています。(暑かったけど・・・)

[CONTAX Tvs]


[CONTAX Tvs]

「高麗門」本来の本丸に直接通じる門で、この門と塀は木造のなかなか立派なものでした。





[CONTAX Tvs]

行きがけに通ったJRの向日町操車場。レールを保管している場所にあったクレーン群です。

TvsのVario Sonnarは28mm ~ 56mm と2倍ズームなので広角端でもそんなに気になる歪み方はしないですね。

[CONTAX Tvs]

しかし、広角端、絞り解放時は取扱説明書にも注意書きがあるように周辺部光量の落ち込みは顕著です。
これはこれで良いんですけどね。

Tvsってコンパクトカメラというにはちょっと大きくて重たいですが、よく写るカメラですよね。
このTvsはレンズに薄クモリが確認できるので、京セラがメンテナンスを引き受けてくれるうちに一度、整備に出した方が良いのかも知れません。

[CONTAX Tvs]

やはり、GシリーズのCarl Zeiss Biogon 2.8/28 T*は凄なと再認識してしまいます。
 
 

2008年7月18日金曜日

28mm/F2.8 対称型

 
Carl Zeiss Biogon 28/2.8 T*

35mmフィルムカメラで28mmという焦点距離は広角レンズになります。
広角レンズで写した写真は樽型や糸巻き型の歪みが出るのが普通で、程度や歪みの形は様々でも、基本的に歪むものだと思っていました。

また、歪み自体は極端でなければ面白みでもあるのですが、一眼レフで使用できる広角レンズはカメラの構造上(ミラーボックスがあるので)、ボケがあまり綺麗では無いレトロフォーカスタイプのものが多いようです。

ところがレンジファインダーカメラは、ファインダーと撮影用のレンズが別なので構造的にこのミラーボックスがありませんから、レンズの後端を限りなくフイルム面に近づけることが可能でその結果、ガウス型(対称型)と呼ばれる歪みも少なく、ボケも綺麗な広角レンズが造れるのだそうです。

で、CONTAX G1ではこの28mm/F2.8 対称型のCarl Zeiss Biogonというレンズが使えます。

[CONTAX G1 + Carl Zeiss Biogon 28/2.8 T*]

28mmという広角でありながら、この歪みの少なさは僕にとっては衝撃的でした。


[CONTAX G1 + Carl Zeiss Biogon 28/2.8 T*]


[CONTAX G1 + Carl Zeiss Biogon 28/2.8 T*]

大阪駅北側の新駅ビル工事現場ですが、そそり立つクレーンや鉄骨、背景のビル群がどれもまっすぐ伸びていて迫力を感じます。


[CONTAX G1 + Carl Zeiss Biogon 28/2.8]

広角でありながら、画面内を走る直線がほとんど曲がっていないので、パースが付くとスピード感すら感じてしまいます。
あ、この阪急梅田駅1番線特急ホームはホーム自体が右に緩いカーブを描いています。

一眼レフがスチールカメラの構造として完成され、それとデジタル技術を組み合わせたデジタル一眼レフが素晴らしく綺麗な写真を写してくれる時代ですが、古い方式が持つ構造的なメリットというのもまだまだあるものなのだと実感しました。

 

2008年7月16日水曜日

祇園祭 山鉾

 
仕事の帰りに職場近辺にある祇園祭の山鉾を見て回りました。

当日は「宵々山」で夕方の人出に向け屋台の準備が忙しく行われている中、CONTAX G1片手にまだそれほどでもない人出の中をゆっくりと見て回りました。

四条烏丸から南西には3(4)鉾、7山があり、船鉾、鶏鉾が豪華で見ごたえがあります。
昔はもう一鉾、大船鉾という豪華な船の形をした鉾があり、先の巡行は船鉾、後の巡行の大船鉾が掉尾を飾っていたそうです。



鶏 鉾

鶏鉾を除く他の2鉾、7山はそれぞれの鉾町、山町の通りの真ん中に堂々と組上げられているのですが、鶏鉾だけは市バスターミナルに隣接する片側1.5車線の大きめの通りに設置されるため、道の片側に寄せられています。とても立派な鉾なので少し残念です。

この写真、空の青さと雲の立体感、鶏鉾周囲の色合い、陰の具合が気に入っています。
画面の下の方に写っている妙な感じのゴーストはレンズの曇のようです。


伯牙山

伯牙山は装飾がすべて中国風の少し変わった山です。
巡行の時には琴を斧で壊す瞬間の伯牙の様子が再現されているのですが、この時点ではまだ装飾が終わっていないようでした。



ラーメンどんぶりでおなじみの反転四角渦巻き文様が手すりの部分に見えます。まさしく中華風。


私にとって祇園祭といえば暑さと湿気、それから夕立、雷です。

この日もごらんのような空模様で空中入道雲でした。案の定、このあとしばらくしてから激しい夕立に見舞われました。




日も暮れ、いよいよ祇園祭 宵々山の本番です。人出が多くなり屋台の店々が活気付く前に、お約束の夕立の来る前に、僕は家路につきました。


話しは変わりますが、時代はまさにデジタルカメラ全盛でこの日も多くの人がコンパクトデジカメやデジタル一眼レフ、携帯電話内蔵のカメラを使用して写真を撮っていました。


結構な割合でデジタル一眼レフを持った女性を目にし、少々驚きました。


亀爺様達が大きなレンズのついたデジタル一眼レフを誇らしげに持ち歩く姿は見慣れているのですが、女性(さまざまな年齢層の)へのデジタル一眼レフ浸透率も結構高いのだと再認識。


皆、撮影しては液晶画面で結果を確認するというお決まりの作法で、大きな鉾の前で各々よく似たしぐさを繰り返している様子は面白い風景でした。


今回、僕はCONTAX G1というフイルムカメラを使用したのですが、なぜこのデジタル全盛の時代にフイルムカメラかというと、「趣味なので」というのが一番的確な答えです。

CD、デジタルオーディオ全盛の時代にアナログレコードを愛聴するのとちょっと似た感じで、アナログレコードにCDやデジタルオーディオには無い魅力があるようにフィルムにもそれがあると思っています。

「超」個人的にはデジタルカメラ共通のポイントとして、かなりの悪条件でも綺麗(そう見える)に写るというところがあると思います。
この特徴は内部での画像処理に起因するところが大きいと思いますが、問題は目の前にある風景が画像処理エンジンでかなり強力にレタッチされてしまうというところです。
RAWで保存しても結局、現像という過程で別の画像処理エンジンにお願いすることになります。

デジタル画像処理は強力で昼間を夕方にしたり、冬を夏にしたりといったことがそこそこできてしまいます。

今回の祇園祭の様子ですが、天気もよくありませんし気候もよくありません。空気は限界まで湿度を含みまとわりつくような感じでした。

そのような画(写真)としてはけっして綺麗ではない様子や雰囲気がちゃんと写る可能性があるのがフィルムだと思っています。
アナログレコードのノイズの中に、デジタルでは再現できない何かが潜んでいるように。


2008年7月13日日曜日

CONTAX G1 + Carl Zeiss Planar 2/45 T*

 
京セラがCONTAXから撤退してしまって久しい。

CONTAXのカメラはCarl Zeiss T*レンズと共にずっと僕にとって憧れでした。

初めてCONTAXブランドのカメラを手にしたのは20年ほど前、今はもうない三条河原町下ルにあった某カメラ店でコンパクトで綺麗な初代CONTAX Tに出会い、手持ちを全て注ぎ込んで手に入れた時でした。

このCONTAX Tというカメラはなんとも「不思議ちゃん」なカメラで、決して使いやすいカメラでは無かったのですがしばらくの間、愛用していました。
その当時の僕には「力まず素直に写真を撮る」と言う考えが全く無く(今だ出来ていませんが)このカメラの良いところがちゃんと理解できませんでした。

そのうちだんだんと使わなくなり、数年後には手放してしまいました。

その後、デジカメが発売され、僕は長年コンパクトデジカメだけを使うというスタイルになってしまいました。

そんな中で久しぶりに僕の元にやってきたCONTAXはSL300 RT*というこれまた不思議なコンパクトデジカメでした。

そんな僕ですが、ついにコンパクトではないCONTAXを入手することが出来ました。

[PENTAX *ist D + smc PENTAX-A MACRO 2.8/50]

それが CONTAX G1 + Carl Zeiss Planar 2/45 T* です。

レンズ交換式AFレンジファインダーというカテゴリーのカメラですが、実はファインダーに測距機能はありません。つまり厳密にはレンジファインダーではありません。

CONTAXらしく、写真を楽しく撮るための機能はしっかり搭載されていて、基本はAE+AFですがマニュアル撮影も可能という素敵な仕様のカメラです。

今日、河原町に出たついでに祇園祭の山鉾を撮影してきましたが、まだ現像が上がってきていないのでちゃんと写っているかどうか不明ですがとても楽しいカメラが来てくれて喜んでいます。

まったくの幻想かも知れませんが、このCarl Zeiss Planarというレンズはなんとも澄んだ瞳をしているように思います。

2008年7月8日火曜日

Ferrari 250 LM (HotWheels)

 
仕事の帰りにいつものように駅前のコンビニに寄ると、何やら駄菓子コーナーから僕を呼ぶ声が・・・。

いけないパターンだと気付きつつもフラフラと声のする方へ。
MATTELのHotWheelsシリーズ(俗に言うミニカー)がそこにはありました。
どういう企画かはよく知りませんが、フェラーリのシリーズのようで色々なフェラーリのミニカーがありました。
フェラーリのミニカーというと大抵は赤か黄ですが、そこはさすがアメリカの玩具メーカーMATTEL!!色々な色でかつ派手な装飾ペイント付きのフェラーリがありました。

選ばれている車種もマッチョ系のアメリカ向けのフェラーリが多かったのですが、なかになぜか地味な250 LMがあったので思わず手に取ってしまいました。

[PENTAX *ist D + smc PENTAX-A MACRO 2.8/50]

個人的にミニカーと言うのは正確なモデリング(ダウンサイジング)よりも、実車持つの雰囲気を上手く伝えるデフォルメの方が重要だと思っているので、HotWheelsシリーズのかなりいい加減な作りは余り気になりません。

250 LMは実車を見たことが無いのでこのミニカーのデフォルメがどれほどのものなのかはわかりませんが、明らかにマッチョ仕様だと思います(笑

写真で見る250 LMは前のモデルである250 GTOのフロントエンジンをミッドシップに持ってきているため運転席が前に寄った感じに見えるのですが、このミニカーのノーズは微妙な加減でそれが再現されているように思います。
後部のタイヤハウジングとインテイクの盛り上がりが少し小振りな印象ですが、どうもそれは後輪がオリジナルよりもかなり大きい為だと思います。

[PENTAX *ist D + smc PENTAX-A MACRO 2.8/50]

後ろから見ると、後輪の存在感はまるでコルベットかコブラのようです。
フェラーリで言うとエンッオ・フェラーリみたいな感じですね。(おまけに超偏平タイヤです。)

実際の250 LMの前輪と後輪のサイズ差はこんなに極端なものでは無かったようです。

[PENTAX *ist D + smc PENTAX-A MACRO 2.8/50]

実車の雰囲気がどれほど再現できているかは別として、このHotWheelsの250 LMは今見て結構カッコイイと感じられるスーパーカーに仕上がっていると思います。
現役の玩具としてこれは重要なことですよね。

実車の250 LMはもう少し丸っこいポコッとした印象の車だったようです。

実車では、本当の250 LMと呼べる車は実は最初の1台だけで、それ以降は275 LMというのが適当なのだそうです。(この時代のフェラーリの型番は3桁の数字が1気筒当たりの排気量を表しているからだそうです。2台目以降の250 LMに搭載されたエンジンは1気筒当たり275cc × 12気筒で3300cc(3286cc)のエンジンを搭載しているのだそうです。)

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