2008年8月13日水曜日

嵐電 嵐山本線 全駅下車(3/13)

 
さて、3つめの駅は西大路三条です。
この駅、以前は三条口という駅名でした。個人的には三条口の方が趣があって良かったと思うのですが、駅自体がどこにあるのかがわかりにくいと言うことでこの駅名に変更されたようです。

2つめの西院からこの西大路三条まで嵐電は南北方向に走っていて、この駅で90度左にカーブし東西に走る三条通り上の併用軌道に入ります。

そうです!いよいよ路面電車になるわけです!!

[CONTAX G1 + Carl Zeiss Biogon 2.8/28 T*]

四条大宮からこの西大路三条までは普通の専用軌道です。(この写真は四条大宮方面を見ています。)
下り線(嵐山方面)のホームは写真のように普通の駅なのですが、上り(四条大宮方面)は併用軌道上の安全地帯(電停)となっています。

[CONTAX Tvs]

併用軌道から専用軌道に入線してくる四条大宮行きの上り電車。
西大路通りを横断する形になるためこの交差点には電車専用の信号機(黄色矢印)が設置されています。
黄色の矢印信号の意味がわからす、電車が進行するタイミングで交差点内に入ろうとする車をよく見かけます。

[CONTAX G1 + Carl Zeiss Biogon 2.8/28 T*]

嵐電は通常は1両ワンマン運転で運行されていますが、利用客の多いときに2両連結で運行されます。
この西大路三条の下り線ホームは2両運転に対応するためにホームが延長されているのですが、これがかなりスリムなホームとなっています。(幅1mは無いですね。)

嵐電はここから併用軌道に入り京都市内に唯一残された路面電車となるわけです。

次の山ノ内駅は上下線とも乗降場所(安全地帯)が併用軌道上にある完全なる電停です、今となってはとても貴重な存在だと思います。
 
 

2008年8月10日日曜日

嵐電 嵐山本線 全駅下車(2/13)

 
嵐電全駅下車の小旅行、2つめの停車駅は西院(さい)です。
同じ字を書く阪急電鉄京都本線の西院は「さいいん」と読むのですが嵐電の駅は「さい」です。

[CONTAX G1 + Carl Zeiss Biogon 2.8/28 T*]

僕は以前この駅の近辺に住んでいて、この辺はまさしく生活圏でした。

嵐電を通勤に使ったことは無いのですが、その当時は日々の生活の中で毎日嵐電を見ていました。
西院に住み始めた頃(15年前)から、街の様子は大きく変わったところもありますが嵐電はほとんど変わっていません、考えてみれば凄いことです。

[CONTAX G1 + Carl Zeiss Biogon 2.8/28 T*]

四条大宮を出てから四条通りの南側を併走してきた線路はこの西院駅のすぐ北側で四条通りを斜めに横切り北へ向かうという大胆なレイアウトになっています。
斜め横断と言うこともあり、この踏切(どっちがどっちを?)には遮断機が無く警報機だけが設置され信号機と連動しています。

写真中央、左寄りにある「×」が表示されている黒い歩行者信号のようなものは電車用の信号です。


[CONTAX Tvs]

西院駅に停車中の四条大宮行きモボ101です。「夕子」のラッピング車両となっています。

モボ101型は現在の嵐電で一番古い部類の車両になりますが、101号は台車も車体も更新(それぞれ別の時期に)されているので製造された当初の部分は残っていないと思われます。
結果的にはまるまる変わっているのですが台車更新、車体更新が別の時期に行われたので新造とはならず当初の101という番号のままで走っています。

101型の台車は吊掛式駆動で、昔懐かしい駆動音が今でも聞けます。
西大路三条~蚕ノ社までの併用軌道区間は、このなつかしい駆動音が一番しっくりくる区間です。

西院には嵐電の西院車庫があり、四条通りの横断直後に複雑なポイントがあります。
西院駅前にあるお好み焼きの「湯浅」は地元では割と有名なお店です。
 
 

2008年8月9日土曜日

嵐電 嵐山本線 全駅下車(1/13)

 
先日、念願だった嵐電(京福電気鉄道)嵐山本線の全駅下車をやってきましたので1駅ずつ紹介致します。

まずは嵐電、東のターミナル 四条大宮駅
営業キロ数7.2kmという短い沿線の嵐山本線ですが、様々な風景の中を走る嵐電の一番都会的な様子が見られる駅です。

[CONTAX G1 + Carl Zeiss Biogon 2.8/28 T*]

駅はビルの1Fにあり、全体としてかなりレトロな部類の嵐電においてこの駅だけは近代的です。
なにより、ここと帷子ノ辻、終点嵐山の3駅には改札、切符売り場があります。


[CONTAX G1 + Carl Zeiss Biogon 2.8/28 T*]

ターミナル(終端)駅なので、2線3面の櫛形ホームとなっています。
日本では大きな駅のことをターミナル駅と呼んだりしますが、本来は路線の終端にあたる駅がターミナル駅です。(線路が終端しているという意味ではなく路線の終端と言う意味なのでJR京都駅は山陰線のターミナル駅ですね。)


[CONTAX G1 + Carl Zeiss Biogon 2.8/28 T*]

四条大宮駅を出るとすぐ、線路大きく右にカーブして新撰組で有名な壬生方面に向かいます。
1971年まで次の駅は「壬生駅」だったのですが今は廃止されてありません。
壬生駅の駅番号であるA2は欠番となっています。

近年、JR西日本が山陰線の複線化や新駅の設置で嵯峨嵐山方面の観光需要の取り込みに力を入れています。しかし、高架路線で京都市内をパスしてしまうのは大変もったいない話しです。

本来、旅の楽しさ、奥深さを大切にし、広く伝えて行かなければいけないところを、「便利、速い」ばかりを「売り」にするJR西日本の姿勢には疑問を感じます。


せっかく観光のために京都に来るのですから、多少不便で時間がかかっても「高架線路で一気」に嵯峨嵐山まであっけなく行ってしまうのではなく、京都の町並みを眺めながら、京都らしい難読な駅名のアナウンスを聞きながら嵐電で移動し、嵯峨嵐山という場所が京都の西のはずれに位置するのだという事を実感していただけたらと思います。

嵐電全線で有効な1日乗車券は簡単な沿線ガイドと様々な特典、割引券とセットで500円です。

嵐電は昼間であれば、ほぼ10分間隔で運行されています。1日乗車券を活用して沿線に散らばる様々な見所を散策するのも楽しいと思います。

そうそう、四条大宮駅から四条通りを北に渡ったところに「餃子の王将」1号店が今も営業しています。
餃子の王将はこの四条大宮の地から高度成長の波に乗って全国に展開していったのですね。
 
 

2008年7月27日日曜日

『カメラ写真展』参加!!

 
いつも楽しく拝見させて頂いている Premier Quartier さんが主催されている「カメラ写真展」に僕もこそっと参加させて頂きます。

「カメラ本体の写真」
撮影者同様、普段の撮影では写真に収まらないものの代表みたいなカメラ本体ですが、あえて被写体にということで最近はまっているCONTAX G1を撮ってみました。

[PENTAX *ist D + smc PENTAX-A MACRO 2.8/50]

CONTAX G1のこの2つのダイヤルがとっても気に入っています。
左側のダイヤルがシャッター速度と絞り優先AE時の露出補正、右側がAFとマニュアルフォーカス時の距離設定。
あとレンズ鏡筒部にある絞りリングの3つで撮影時のほぼ全ての設定が可能となっています。

撮影時の操作が簡潔にかつ感覚的に操作できるこの操作系が、デジタルカメラと比べるととても不便なフィルムカメラであるCONTAX G1の大きな魅力の一つだと思います。

また、CONTAX Gシリーズのもう一つの魅力はなんと言ってもCarl Zeiss Biogon 2.8/28 T*です。
フィルム面の直前まで迫る後玉をもつこのレンズは、一眼レフではなかなか使用が難しいレンズ構成である「対称型の広角レンズ」という魅力を秘めています。


[CONTAX G1 + Carl Zeiss Biogon 2.8/28 T*]

2008年7月26日土曜日

城跡Ⅱ 淀城

 
城跡探訪シリーズを始めようというわけでは無いのですが、何故か少し前にやはり炎天下の中、片道15kmほどを自転車で走って淀城跡を見に行っていました。

[CONTAX G1 + Carl Zeiss Biogon 2.8/28 T*]

この日も日中は35℃を超える猛暑日で桂川沿いのサイクリングロードを走りながら気が遠くなる思いでした。


で、淀城。ここは京阪淀駅の目と鼻の先(というより淀駅が城跡内にある)で、以前から電車で通過する度にいちど来てみたいと思っていました。

電車の車窓からはお堀と石垣を直近から見ることが出来ますが、冷静に考えてみると京阪電車がお堀を埋め立てて走っているのですね。


[CONTAX G1 + Carl Zeiss Biogon 2.8/28 T*]



[CONTAX G1 + Carl Zeiss Biogon 2.8/28 T*]



[CONTAX G1 + Carl Zeiss Biogon 2.8/28 T*]



[CONTAX G1 + Carl Zeiss Plannar 2/45 T*]

2008年7月24日木曜日

勝竜寺城 城跡公園

 
今日も京都は猛暑日でした。町中では日中35℃をゆうに超えていたと思います。

そんな猛暑の中、長岡京にある勝竜寺城公園という城跡に行ってきました。
片道約10km、自転車でのんびり走って1時間弱の行程です。

[CONTAX Tvs]

もう夏真っ盛り!!、入道雲ニョキニョキ!!、空の青さは春先に比べると白っぽくて今一つですが暑さは伝わりますよね!?

[CONTAX Tvs]

勝竜寺城は南北朝時代から江戸初期まで存在したお城だそうで、細川 玉(後のガラシャ)女史が16歳で細川藤孝氏の長男忠興氏に嫁いだ場所だということです。

現在の城郭は城跡公園として整備されたときに造られたもので元々のお城とは城郭の縄張り(配置)以外、全くの別物だそうです。

[CONTAX Tvs]

本来の勝竜寺城とは違うとはいえ、なかなか立派な城郭で映画の撮影などにも使われたりするそうです。
一見、本丸か天守のように見える建物は資料の展示館+休憩所です。もちろん復元ではありませんので立派な鉄筋コンクリートの建物です。

[CONTAX Tvs]

本来の本丸の場所は庭園として整備されていてとても綺麗です。
適度に広く緑もふんだんにある公園なので、城郭と合わせてとてもよい雰囲気の落ち着ける場所になっています。(暑かったけど・・・)

[CONTAX Tvs]


[CONTAX Tvs]

「高麗門」本来の本丸に直接通じる門で、この門と塀は木造のなかなか立派なものでした。





[CONTAX Tvs]

行きがけに通ったJRの向日町操車場。レールを保管している場所にあったクレーン群です。

TvsのVario Sonnarは28mm ~ 56mm と2倍ズームなので広角端でもそんなに気になる歪み方はしないですね。

[CONTAX Tvs]

しかし、広角端、絞り解放時は取扱説明書にも注意書きがあるように周辺部光量の落ち込みは顕著です。
これはこれで良いんですけどね。

Tvsってコンパクトカメラというにはちょっと大きくて重たいですが、よく写るカメラですよね。
このTvsはレンズに薄クモリが確認できるので、京セラがメンテナンスを引き受けてくれるうちに一度、整備に出した方が良いのかも知れません。

[CONTAX Tvs]

やはり、GシリーズのCarl Zeiss Biogon 2.8/28 T*は凄なと再認識してしまいます。
 
 

2008年7月18日金曜日

28mm/F2.8 対称型

 
Carl Zeiss Biogon 28/2.8 T*

35mmフィルムカメラで28mmという焦点距離は広角レンズになります。
広角レンズで写した写真は樽型や糸巻き型の歪みが出るのが普通で、程度や歪みの形は様々でも、基本的に歪むものだと思っていました。

また、歪み自体は極端でなければ面白みでもあるのですが、一眼レフで使用できる広角レンズはカメラの構造上(ミラーボックスがあるので)、ボケがあまり綺麗では無いレトロフォーカスタイプのものが多いようです。

ところがレンジファインダーカメラは、ファインダーと撮影用のレンズが別なので構造的にこのミラーボックスがありませんから、レンズの後端を限りなくフイルム面に近づけることが可能でその結果、ガウス型(対称型)と呼ばれる歪みも少なく、ボケも綺麗な広角レンズが造れるのだそうです。

で、CONTAX G1ではこの28mm/F2.8 対称型のCarl Zeiss Biogonというレンズが使えます。

[CONTAX G1 + Carl Zeiss Biogon 28/2.8 T*]

28mmという広角でありながら、この歪みの少なさは僕にとっては衝撃的でした。


[CONTAX G1 + Carl Zeiss Biogon 28/2.8 T*]


[CONTAX G1 + Carl Zeiss Biogon 28/2.8 T*]

大阪駅北側の新駅ビル工事現場ですが、そそり立つクレーンや鉄骨、背景のビル群がどれもまっすぐ伸びていて迫力を感じます。


[CONTAX G1 + Carl Zeiss Biogon 28/2.8]

広角でありながら、画面内を走る直線がほとんど曲がっていないので、パースが付くとスピード感すら感じてしまいます。
あ、この阪急梅田駅1番線特急ホームはホーム自体が右に緩いカーブを描いています。

一眼レフがスチールカメラの構造として完成され、それとデジタル技術を組み合わせたデジタル一眼レフが素晴らしく綺麗な写真を写してくれる時代ですが、古い方式が持つ構造的なメリットというのもまだまだあるものなのだと実感しました。

 

2008年7月16日水曜日

祇園祭 山鉾

 
仕事の帰りに職場近辺にある祇園祭の山鉾を見て回りました。

当日は「宵々山」で夕方の人出に向け屋台の準備が忙しく行われている中、CONTAX G1片手にまだそれほどでもない人出の中をゆっくりと見て回りました。

四条烏丸から南西には3(4)鉾、7山があり、船鉾、鶏鉾が豪華で見ごたえがあります。
昔はもう一鉾、大船鉾という豪華な船の形をした鉾があり、先の巡行は船鉾、後の巡行の大船鉾が掉尾を飾っていたそうです。



鶏 鉾

鶏鉾を除く他の2鉾、7山はそれぞれの鉾町、山町の通りの真ん中に堂々と組上げられているのですが、鶏鉾だけは市バスターミナルに隣接する片側1.5車線の大きめの通りに設置されるため、道の片側に寄せられています。とても立派な鉾なので少し残念です。

この写真、空の青さと雲の立体感、鶏鉾周囲の色合い、陰の具合が気に入っています。
画面の下の方に写っている妙な感じのゴーストはレンズの曇のようです。


伯牙山

伯牙山は装飾がすべて中国風の少し変わった山です。
巡行の時には琴を斧で壊す瞬間の伯牙の様子が再現されているのですが、この時点ではまだ装飾が終わっていないようでした。



ラーメンどんぶりでおなじみの反転四角渦巻き文様が手すりの部分に見えます。まさしく中華風。


私にとって祇園祭といえば暑さと湿気、それから夕立、雷です。

この日もごらんのような空模様で空中入道雲でした。案の定、このあとしばらくしてから激しい夕立に見舞われました。




日も暮れ、いよいよ祇園祭 宵々山の本番です。人出が多くなり屋台の店々が活気付く前に、お約束の夕立の来る前に、僕は家路につきました。


話しは変わりますが、時代はまさにデジタルカメラ全盛でこの日も多くの人がコンパクトデジカメやデジタル一眼レフ、携帯電話内蔵のカメラを使用して写真を撮っていました。


結構な割合でデジタル一眼レフを持った女性を目にし、少々驚きました。


亀爺様達が大きなレンズのついたデジタル一眼レフを誇らしげに持ち歩く姿は見慣れているのですが、女性(さまざまな年齢層の)へのデジタル一眼レフ浸透率も結構高いのだと再認識。


皆、撮影しては液晶画面で結果を確認するというお決まりの作法で、大きな鉾の前で各々よく似たしぐさを繰り返している様子は面白い風景でした。


今回、僕はCONTAX G1というフイルムカメラを使用したのですが、なぜこのデジタル全盛の時代にフイルムカメラかというと、「趣味なので」というのが一番的確な答えです。

CD、デジタルオーディオ全盛の時代にアナログレコードを愛聴するのとちょっと似た感じで、アナログレコードにCDやデジタルオーディオには無い魅力があるようにフィルムにもそれがあると思っています。

「超」個人的にはデジタルカメラ共通のポイントとして、かなりの悪条件でも綺麗(そう見える)に写るというところがあると思います。
この特徴は内部での画像処理に起因するところが大きいと思いますが、問題は目の前にある風景が画像処理エンジンでかなり強力にレタッチされてしまうというところです。
RAWで保存しても結局、現像という過程で別の画像処理エンジンにお願いすることになります。

デジタル画像処理は強力で昼間を夕方にしたり、冬を夏にしたりといったことがそこそこできてしまいます。

今回の祇園祭の様子ですが、天気もよくありませんし気候もよくありません。空気は限界まで湿度を含みまとわりつくような感じでした。

そのような画(写真)としてはけっして綺麗ではない様子や雰囲気がちゃんと写る可能性があるのがフィルムだと思っています。
アナログレコードのノイズの中に、デジタルでは再現できない何かが潜んでいるように。


2008年7月13日日曜日

CONTAX G1 + Carl Zeiss Planar 2/45 T*

 
京セラがCONTAXから撤退してしまって久しい。

CONTAXのカメラはCarl Zeiss T*レンズと共にずっと僕にとって憧れでした。

初めてCONTAXブランドのカメラを手にしたのは20年ほど前、今はもうない三条河原町下ルにあった某カメラ店でコンパクトで綺麗な初代CONTAX Tに出会い、手持ちを全て注ぎ込んで手に入れた時でした。

このCONTAX Tというカメラはなんとも「不思議ちゃん」なカメラで、決して使いやすいカメラでは無かったのですがしばらくの間、愛用していました。
その当時の僕には「力まず素直に写真を撮る」と言う考えが全く無く(今だ出来ていませんが)このカメラの良いところがちゃんと理解できませんでした。

そのうちだんだんと使わなくなり、数年後には手放してしまいました。

その後、デジカメが発売され、僕は長年コンパクトデジカメだけを使うというスタイルになってしまいました。

そんな中で久しぶりに僕の元にやってきたCONTAXはSL300 RT*というこれまた不思議なコンパクトデジカメでした。

そんな僕ですが、ついにコンパクトではないCONTAXを入手することが出来ました。

[PENTAX *ist D + smc PENTAX-A MACRO 2.8/50]

それが CONTAX G1 + Carl Zeiss Planar 2/45 T* です。

レンズ交換式AFレンジファインダーというカテゴリーのカメラですが、実はファインダーに測距機能はありません。つまり厳密にはレンジファインダーではありません。

CONTAXらしく、写真を楽しく撮るための機能はしっかり搭載されていて、基本はAE+AFですがマニュアル撮影も可能という素敵な仕様のカメラです。

今日、河原町に出たついでに祇園祭の山鉾を撮影してきましたが、まだ現像が上がってきていないのでちゃんと写っているかどうか不明ですがとても楽しいカメラが来てくれて喜んでいます。

まったくの幻想かも知れませんが、このCarl Zeiss Planarというレンズはなんとも澄んだ瞳をしているように思います。

2008年7月8日火曜日

Ferrari 250 LM (HotWheels)

 
仕事の帰りにいつものように駅前のコンビニに寄ると、何やら駄菓子コーナーから僕を呼ぶ声が・・・。

いけないパターンだと気付きつつもフラフラと声のする方へ。
MATTELのHotWheelsシリーズ(俗に言うミニカー)がそこにはありました。
どういう企画かはよく知りませんが、フェラーリのシリーズのようで色々なフェラーリのミニカーがありました。
フェラーリのミニカーというと大抵は赤か黄ですが、そこはさすがアメリカの玩具メーカーMATTEL!!色々な色でかつ派手な装飾ペイント付きのフェラーリがありました。

選ばれている車種もマッチョ系のアメリカ向けのフェラーリが多かったのですが、なかになぜか地味な250 LMがあったので思わず手に取ってしまいました。

[PENTAX *ist D + smc PENTAX-A MACRO 2.8/50]

個人的にミニカーと言うのは正確なモデリング(ダウンサイジング)よりも、実車持つの雰囲気を上手く伝えるデフォルメの方が重要だと思っているので、HotWheelsシリーズのかなりいい加減な作りは余り気になりません。

250 LMは実車を見たことが無いのでこのミニカーのデフォルメがどれほどのものなのかはわかりませんが、明らかにマッチョ仕様だと思います(笑

写真で見る250 LMは前のモデルである250 GTOのフロントエンジンをミッドシップに持ってきているため運転席が前に寄った感じに見えるのですが、このミニカーのノーズは微妙な加減でそれが再現されているように思います。
後部のタイヤハウジングとインテイクの盛り上がりが少し小振りな印象ですが、どうもそれは後輪がオリジナルよりもかなり大きい為だと思います。

[PENTAX *ist D + smc PENTAX-A MACRO 2.8/50]

後ろから見ると、後輪の存在感はまるでコルベットかコブラのようです。
フェラーリで言うとエンッオ・フェラーリみたいな感じですね。(おまけに超偏平タイヤです。)

実際の250 LMの前輪と後輪のサイズ差はこんなに極端なものでは無かったようです。

[PENTAX *ist D + smc PENTAX-A MACRO 2.8/50]

実車の雰囲気がどれほど再現できているかは別として、このHotWheelsの250 LMは今見て結構カッコイイと感じられるスーパーカーに仕上がっていると思います。
現役の玩具としてこれは重要なことですよね。

実車の250 LMはもう少し丸っこいポコッとした印象の車だったようです。

実車では、本当の250 LMと呼べる車は実は最初の1台だけで、それ以降は275 LMというのが適当なのだそうです。(この時代のフェラーリの型番は3桁の数字が1気筒当たりの排気量を表しているからだそうです。2台目以降の250 LMに搭載されたエンジンは1気筒当たり275cc × 12気筒で3300cc(3286cc)のエンジンを搭載しているのだそうです。)

2008年6月30日月曜日

ちぇき!

FUJIFILM instax mini 50

写真とお酒のブログを出筆されている方で「き*こ」さんという方がおられます。(念のため伏せ字)
いつもとても楽しくブログを拝見させて頂いているのですが、この方が色々と素敵なものを紹介してくれます。

先日、なにげにブログを拝見しに行くと、きました!、今回も強烈に心を打たれるものが来てしまいました。

インスタントカメラ(写真)!!

まさに今の僕には直撃弾です。

少し前に、老舗POLAROIDが撤退を決定し少し話題になったのですが、これでインスタントカメラを製造・販売しているメーカーはFUJIFILM 一社だけになってしまいました。

デジタルカメラの急速な普及による需要の低迷が撤退の主たる要因だったようですが、何とも悲しい。
ここはなんとかFUJIFILMには頑張ってもらわないと言うことで僕も手を出してしまいました。

き*こさんが使われている機材はinstaxという大きいサイズの写真が撮れるものですが、フイルム代が結構なもので、僕には手が出なかったので僕はinstax miniという小さいサイズのものを入手しました。

これは「チェキ!」という通称で有名な、カードサイズの写真が撮れるインスタントカメラです。

で、このカメラで撮れるのはこんな感じの写真です。



写真自体はカードサイズですが余白が大きい(現像液と、廃液の吸収体が両サイドにあるため)ので、写真はさらに小さいくなっています。
しかし、この余白に撮影した直後のコメントを書くことで後から見たときに一層楽しめるというおまけ付きです。




近所の銭湯の看板。このくらいの距離(1mくらい)だとパララックスもさほど気になりません。ファインダー視野率は低く70%くらいではないかと思います。

見た目はかなりいい加減なファインダーなのですが、思いの外クリアーで撮影自体も楽しめます。
レンズは単焦点レンズで仕様によると2群2枚のプラスチックレンズとなっています。
f=60mmですが、35mm換算だとどれくらいになるでしょうね??結構な広角だと思います。



歪みも極端ではなく、なかなか良いんじゃないかと思っています。
ちなみに↑これが記念すべきinstax mini 50での最初の写真です。
おなじみヨドバシ梅田の前です。新しい駅ビルの工事のためかなり無茶苦茶な状態になっています。

写っているバスは、世界初の浮上式路線バス(嘘)で、ここ大阪だけで見られる・・・(大嘘です)
上手い具合にタイヤが隠れちゃってますね。


最初の2枚(ことぶきの写真)は専用接写レンズ(¥500)を使用しています。
この接写レンズを使うと30cmくらいまでよることが出来ます。ファインダーには何も指標がないのでフレーミングには感が必要です。

ちょっと面白い話しですが、instax miniのラインナップには最上位に55という機種があり、この50との違いは外観(色)と「光るイルミネーション」と接写レンズが標準で付属するかどうかの違いだけです。

実売価格で2千円弱の差があるのですが、接写レンズは¥500です。
以下、購入の際の店員さんとの会話。

私:「すみませ~ん、instax mini 50と接写レンズをください。」
店員氏:「接写レンズが標準で付いているinstax mini 55というのがありますがいかがでしょうか?」
私:「でも、接写レンズって¥500ですよね?」
店員氏:「はい、でも上位機種ですので・・・」
私:「機能的に何かちがうのすか??」
店員氏:「はい・・・、念のために確認しますのでしばらくお待ち下さい。」

しばし待つ・・・

店員氏:「光るイルミネーションが付いています。」
私:「他には??」
店員氏:「・・・それと、ボディーカラーと接写レンズだけですね・・・」
私:「別に光らなくても・・・」
店員氏:「そうですよね、50と接写レンズですね、ありがとうございま~っす!!」

という具合に店員さんももう少し何か差があるのではないかと思ってしまう商品ラインナップです。

インスタントカメラの写真は、フイルムとも違っていて独特ですよね。
けっして高画質ではありませんが、個人的には立体感と存在感を強く感じます。

き*こさま、いつもマネばかりして本当に申し訳ありません。でも、き*こさんのブログはいつも僕のハート直撃なのです、お許し下さい。
 
 

2008年6月21日土曜日

これ!、凄い!!

MAZDA RX500

写真著作: 広島市交通科学館


なにげに、Webを徘徊していて見つけたBlog。
http://drvehicle.jugem.jp/

凄い!凄すぎる企画!!

スーパーカー世代の僕には懐かしく、またとてもエキサイティングな企画展です。
中学生のころ、スーパーカー消しゴムとBoxyのボールペンで休み時間にレースをした記憶が蘇りました。

この夏、本当に広島まで見に行きたくなりました。
 
 

2008年6月14日土曜日

Softレンズ、再び

またまたソフトレンズです。

ことぶき以外のものも撮ってみました。
玄関先にあったなんだか良く解らない植物です。くだんのKenko MC SOFT 2.5/85の絞り開放(F2.5)だとこんな感じに写ります。

開放での描写が甘いJupiter-9 2.0/85の開放(さらに明るいF2.0)でもさすがにここまで極端なことにはならないのでソフトレンズというのは明らかに「それ」を狙った設計になっているのだと実感します。

[Pentax *ist D + Kenko MC SOFT 2.5/85]


で、このレンズをF4まで絞るとこんな感じになります。
このへんまで絞ると、ピントが合っている画像の上にベールのようにボケが被っているのが見て取れます。
開放での写真もそうですが、背景のボケと被写体のベールの間に隙間が見えるのも何とも不思議な感じです。

[Pentax *ist D + Kenko MC SOFT 2.5/85]

ソフトフォーカスフィルターと比べると、効果の度合いを絞りでコントロールできるのと、効果の掛かり具合が画面内で均一ではないところがメリットなのかなと思います。
でも、本当のところ写りの違いに関しては良く解らないというのが本音だったりします。


[Pentax *ist D + Kenko MC SOFT 2.5/85]

「おっちゃん、暇だね~。そんな事してないで僕と遊んで下さい。」(ことぶき談)

追記: 謎の葱坊主みたいなのはアガパンサスだそうです。
 
 

2008年6月11日水曜日

Softレンズ

コンタクトレンズの事ではありません。
カメラのレンズにもソフトレンズというのがあったりします。

でも、レンズ自体が柔らかいのではなく、写る写真が柔らかく(ソフトに)なるレンズです。

[Pentax *ist D + Kenko MC SOFT 2.5/85]

ペンタックスといえばソフトレンズなのですが(最近の人にはわからない??)、僕は残念ながらPentaxのソフトレンズは1本も持っていません。

AFレンズには余り興味が無く、MFのPentax Softレンズは手が出ません。
Softレンズってファインダーで見たピント位置よりも後ピンになるように思うのですがAFでちゃんと合焦するのでしょうか??

[Pentax *ist D + Kenko MC SOFT 2.5/85]

これはフィルターで有名なKenkoのSoftレンズでKenko MC SOFT 85mm F2.5 というレンズです。
Kenkoはいまでもちょっと変わったレンズを販売していますが、さすがにソフトレンズはもうカタログに載っていません。

デジタル全盛の今日、ソフトフォーカス効果はPhotoshopなどの後処理(レタッチ)で手軽に出来てしまうのでそもそも需要が無いのかも知れません。

しかし、Photoshopなどのソフトフォーカスはあくまでも平坦な2D処理で3D空間上で距離に応じて効果のかかり方が変わるソフトレンズの効果とは個人的に全く別物だと考えています。

ソフトフォーカスフィルターともなんだか違っているように思います。

[Pentax *ist D + Kenko MC SOFT 2.5/85]

デジタルレタッチに関しては色々と考え方があるようですが、個人的には補正の範囲を超えたレタッチはしないようにしています。

補正と修正、境目が明確にあるわけではないのですが気分の問題と言うところです。
デジタルカメラを使っている時点で、ほとんど意味のないこだわりだと言うこともわかっているつもりですがどうにも・・・。

ソフトフォーカスとはちょっと違いますがREVUENON 1.2/55の開放でも不思議なフォーカス効果が得られます。
「あばたもえくぼ」な話しですが、あれもレタッチで再現するのは難しいように思います。

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