AUTO mamiya/sekor 2.0/50
ええ~とですね、このレンズは僕が持っている他のM42マウントレンズとは別格にくせ者です。
と言うかダメなんじゃないですか?これは・・・、と言うくらいキワモノです。
問題は開放時のボケです。周辺部がかなり極端なボケ方をします。
あまり綺麗とは言えないボケでかつ、周辺部に行くほど激しくなります。
使い所を誤ると、「白昼夢の世界にご案内~」っと言う感じの何ともゆるい写真を量産してしまいます。
このところ何度か登場している靱公園のポピーです。
こういう写真の場合、少々ボケがうるさい気もしますが、ま、良いのではないかと思います。
しかし!、このような写真の場合、手前、左右端の部分が完全に、目覚めた直後のボケボケ状態になってしまいます。
これはこれで使いようもあるかと思いますが、普通に風景を撮ってこれはちょっと困ります。
ピントを無限遠に持っていっていますので手前がぼけるのは良いとして、でもこのハレーションだかボケだか判らないようなボケ方はあんまりです。
これもまあ、許せるパターンです。
塗装やメッキの質感はなかなか良いようにも思います。
花の日の丸アップも、ま、良いのではないでしょうか?
薔薇の花弁の柔らかい質感はこれまた良いように思います。
これも変わりゆく大阪駅北口のメモリーとしては良い感じだと思うのですが、手前のフェンスや左手の信号機、看板のボケ方はやはりちょっと・・・な感じです。
このレンズ、外観はちょっと好みのタイプで気に入ってはいるのですがTakumarのように万能タイプではありません。
特性を考えて使いどころを選ばないと「む・む・む」な写真になってしまいます。
このレンズで撮った写真、どういう訳か画面上での縮小状態やサムネール状態ではなかなかアピールのある見え方をします。不思議な感じです。
「写り」の良いレンズではありませんが「雰囲気・特徴」はあるレンズです。
中古の相場を考えると正直、お勧めできません。
普通に使うのであればSuper-Takumar 1.8/55なら半値以下で入手可能です。
2007年5月6日日曜日
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