LOMO LC-A
ロシアのコンパクトカメラ LOMO LC-Aでロシアンブルーのことぶきを撮る。
このカメラ、よくトイカメラと分類されていますが、HOLGAやFishEyeなんかの本当のトイカメラと比べると随分としっかりした造りのカメラです。レンズもシャッターもAEもちゃんとしたものが使われています。
なんだか思い切った露出をしてくれるカメラです。MINITAR-1という怪しげな32mmの単焦点レンズを搭載していますが、このレンズの描写も思い切ったものだと感心します。
前回の1枚目と同じ状況下で撮影したのですが全く違う雰囲気の写真になっています。
良し悪しは別として、同じ状況下でこれだけ違う雰囲気の写真が撮れるというのは面白いものだと思います。
フイルムカメラというのは高性能な一眼レフよりもこういったカメラの方が面白いのかも知れません。
一眼レフでレンズの違いによる描写の違いを実感するのも楽しいものですが、さすがに一眼レフではここまで極端な感じになるレンズは少なく、どのレンズでもそれなりにちゃんとした写真になります。
でも、こういう極端な機材も状況によってはいいものだと久しぶりに実感しました。
余談ですが、このLC-A、いつの間にか生産が終了したみたいで、LC-A+という新型が出回っているようです。
そのせいかLC-Aの中古値はビックリするほど上がっていて僕が10年ほど前に入手したときの3倍以上しているのに驚きました。
面白いしそれなりに良くできたちゃんとしたカメラだとは思いますが・・・、う~むなお値段ですね。
2007年10月30日火曜日
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4 件のコメント:
LC-Aにしてはシャープな描写ですね(笑)
私は残念ながら自分の作風には合わないので、つい最近オークションで手放してしまいました。
まぁ、金欠という事情もあったのですが・・・(苦笑)
高貴なロシアンブルーのことぶきちゃんが凄い写りになってますね。でも好き。
私はLC-AのAEは結構いい仕事してるんじゃないかと常々思っていたので、この記事を読んで納得です。
そして私のLC-Aはあまり周辺光量落ちの無い、当たりなんだかハズレなんだかわからないブツですw
>hoppymanさん
LC-A、うちのは割とまともに写ります。
ロシアものなので個体差が大きいのだと思いますが、今まで世間一般で言われているようなボケ甘な印象をもったことは有りません。
僕も何度か手放そうかと思ったのですが、どういう訳か今も生き残っています。
低感度のフィルムを使うと「らしい」写真が撮れますね。
>ちぇるさん
ロシアンブルーは高貴な猫と言われますが、ことぶきの実態はこんなものです(爆)
ロシアンは、ぱっと見の印象とは裏腹にとても人なつっこく甘えん坊です。
僕もLC-AのAEは職人だと思います。
それもかなり頑固な職人。臨機応変なタイプでは無いですが筋が通っているように思います。
うちのはちゃんと?周辺光量が落ちる場合が多いようです。プログラム?が開放寄りなんでしょうかね?
なんだか謎の多いカメラですが、僕も結構好きです。
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