写真の大先輩が以前、こんな話をしておられました。
塩の味はレンズの味と似ている。
精度の高い塩(食卓塩のような精製塩)は工業製品として確かに高純度で素晴らしいが、調味料としての味は、自然塩(海水塩や岩塩など)の不純物が適当に入っている塩の方がはるかに美味しい。
レンズも、最近のコンピュータにより設計された歪みや収差の少ない高精度なレンズよりも、昔の人が手計算で計算し、経験によって歪みや収差を調整して造られたレンズの方が味がある。
レンズの歪みや収差と言った数値的に計測出来るスペックは、塩の不純物と同じで少なければいいというものではないと言うことですね。
なんだかとても納得の行く話で、「流石、大先輩!!」と感動しました。
Takumarシリーズは、メーカーの技術者が手計算と経験で味付けを行っていた時代のレンズなので、スペック的に現代のAFレンズには遠く及ばなくても写真としては良い味が出せるのではないかと思います。
使う側としては精進あるのみです。





