久しぶりの「ねじりまんぽ」ネタです。
京都にはとても有名なねじりまんぽがあります。三条蹴上のインクラインの下を通るトンネル(インクラインにとっては橋梁)で、京都 蹴上(けあげ)から山科 御陵(みささぎ)に抜ける三条通のすぐ脇に有り、三条通からもよく見えています。
以前紹介させて頂いた2つのねじりまんぽ「円妙寺橋梁」「馬場丁川橋梁」はJR京都線(東海道本線)の橋梁で現役バリバリの構造物ですが、このインクラインのねじりまんぽは観光遺産ですので、アクセスも見学も容易で案内板なども整備されています。
南禅寺、蹴上インクラインに行かれた際には、是非、くぐってみてください。[場所]
三条通り側の入り口。アーチは4重巻きの立派なアーチです。
照明もちゃんと設置されています。
このねじりまんぽはSL(スプリング・ライン)から下が独特の構造で小さな飾りアーチがいくつも施されています。
観光遺産ですので、内部も綺麗に保存されています。
南禅寺側の入り口。
通り抜けの動画を作ってみました。
[Insta360 One X]
坑門はとても立派で、扁額もちゃんとあります。
三条通り側は「雄観奇想」と書かれているそうです。
南禅寺側は「陽気発處」だそうです。
見てのとおりトンネルに対して坑門が斜めになっています、トンネルが上を走るインクラインに対して斜行しているためで、この斜行状態のレンガアーチを実現するためにねじりまんぽになっているのですね。
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