2007年7月2日月曜日

RICOHのカメラ&レンズ

RIKENON 50mm F2

先日、暇つぶしにインターネットを徘徊しているとRICOHのフィルム一眼レフの話題に遭遇しました。ハッと思い立って捜してみるとRICOH XR7という一眼レフが出てきました。

いつ頃、何の目的で購入したのかは定かではないのですが少なくとも3年以上前に中古屋で見つけて買ったように思います。5千円くらいだったと思います。

カメラ自体は残念ながら壊れていました(メーター、AEはOKですがシャッター切れません)が、多分購入時に付いてきたと思われるRICOH RIKENON 50mm F2と言うレンズが付いていました。

このレンズ、プラスチック鏡筒の極めてチープなもの(COSINAの広角三兄弟以上にチープ)でとても軽い。50mm F2のレンズとしては究極的に短く軽い。

あまり期待をせずに一応 *ist DL2に付けて帰宅途中で撮影してみました。

[*ist DL2 + RIKENON 2/50]

このレンズ、外見と造りのチープさの割にはちゃんと写ります。
桂車庫から出てくる電車です。左の特急型車両は「祇園祭」のヘッドマークを付けていますね。京都はそろそろ祇園祭のシーズンです。
阪急梅田駅では構内のBGMに祇園囃子が流れていました。

[*ist DL2 + RIKENON 2/50]

コーティングも、Pentax smcのようなちゃんとしたマルチコートではないようですが、特に問題はないようです。立体感も良いような気がします。

[*ist DL2 + RIKENON 2/50]

逆光で少々フレア気味ですが、苔の質感も良いように思います。
なんだか妙な立体感です。

[*ist DL2 + RIKENON 2/50]

このカーブミラー、一見死角がないように見えますが僕が映っていないと言うことは死角があるのですね。

思いのほか良く写ったので、家に帰ってからよくチェックしてみると前玉、後玉の表面が曇っていました。早速掃除してみると内部に細かいホコリはあるものの曇りは綺麗に取れました。
これでもう少しコントラストが出るかも知れません。

最近、レンズの善し悪しが良く解らなくなってきました。
このRIKENON 2/50も含めて古い安物のレンズが、それなりの値段の最近のAFズームレンズより良いように思うことがしばしばあります。

コンピュータで設計し、低分散・特殊抵分散光学ガラス、非球面レンズを使用した最近のAFズームレンズが性能的にこの手の安物レンズと勝負になるはずがないので変な感じです。

1 件のコメント:

Hoppyman さんのコメント...

色々と出て来ますねぇ(笑)
かく言う私も、XR RIKENON 50mm F2はいつの間にか無印、L、Sと3タイプ揃ってしまいました。でもパンケーキだけは無いんですよね。これだけは別の光学系でしょうか・・・

いくらズームが良くなったとは言っても、さすがに単焦点とは比較にならないですね。逆に同じになってしまったら、それこそ単焦点の存在が危うくなりますね・・・

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