2007年9月24日月曜日

Mamiya m645 1000S の感想

<西山 善峰寺>

初めて使う中版カメラのMamiya m645 1000Sですが、フイルム5本撮影して少し慣れてきた感じがします。

最初はAEプリズムファインダーのみを使っての撮影でしたが、最近はウエストレベルファインダーも併用しています。
プリズムファインダーを使用しての撮影は、大きさ重さ、形は違いますが35mm一眼レフやデジタル一眼レフと基本的に同じですがウエストレベルファインダーでの撮影は別世界です。
撮影作法において最大の違いは上から覗き込むという撮影姿勢と、露出計が無いので自分で単体露出計をつかって露出を決定しなければいけないというところです。

僕は自分の感覚に自信が無いので、まず被写体の位置まで行って入射光で測定してから撮影位置まで戻って反射光で測定し、だいたいその中間で(被写体の色に応じて適当に)決定しています。

今のところネガしか使用していないので、だいたいそれで良いようです。

<西宮戎神社>

ファインダー像も上下正像、左右逆像というなんとも不思議な感じで頭で考えないとフレーミング出来ません。
それから両眼で直にスクリーンを見るせいか何とも言えない不思議な立体感があります。
理屈で考えるとスクリーンに結像している画像なので片眼で見ようが両眼で見ようが立体感に違いが出るとは思えないのですが、両眼で見ると妙に立体的に見えます、不思議です。

実寸で5.4 × 4cmのスクリーンに光学的に映る画像は、決して明るくはありませんが上記の立体感と合わさってなんとも魅力的な景色です。

あと、どちらのファインダーを使用しても、クランクによる巻き上げの作法は独特で、中版を使っているということを実感させてくれます。

<西宮戎神社 裏>

実際に撮影された写真も、なんだか立体感があるように感じています。

35mmやデジタル一眼と比べて、同一F値での画角に対する被写界深度の浅さがそういふうに表れているのかも知れません。

<大阪駅バスターミナル>

まだ不慣れということもありますが、なぜかこのカメラではピントを合わせるのを忘れることが良くあります。シャッターを切ってから「あっ!ピント合わせるの忘れた・・・」というのを何度か経験しました。

フィルム5本、75枚中そういった事が10回以上あったのでこれはかなりの頻度だと思います。

手ブレも多くまだまだ修行が足りないと言うことですね~。

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