2008年8月9日土曜日

嵐電 嵐山本線 全駅下車(1/13)

 
先日、念願だった嵐電(京福電気鉄道)嵐山本線の全駅下車をやってきましたので1駅ずつ紹介致します。

まずは嵐電、東のターミナル 四条大宮駅
営業キロ数7.2kmという短い沿線の嵐山本線ですが、様々な風景の中を走る嵐電の一番都会的な様子が見られる駅です。

[CONTAX G1 + Carl Zeiss Biogon 2.8/28 T*]

駅はビルの1Fにあり、全体としてかなりレトロな部類の嵐電においてこの駅だけは近代的です。
なにより、ここと帷子ノ辻、終点嵐山の3駅には改札、切符売り場があります。


[CONTAX G1 + Carl Zeiss Biogon 2.8/28 T*]

ターミナル(終端)駅なので、2線3面の櫛形ホームとなっています。
日本では大きな駅のことをターミナル駅と呼んだりしますが、本来は路線の終端にあたる駅がターミナル駅です。(線路が終端しているという意味ではなく路線の終端と言う意味なのでJR京都駅は山陰線のターミナル駅ですね。)


[CONTAX G1 + Carl Zeiss Biogon 2.8/28 T*]

四条大宮駅を出るとすぐ、線路大きく右にカーブして新撰組で有名な壬生方面に向かいます。
1971年まで次の駅は「壬生駅」だったのですが今は廃止されてありません。
壬生駅の駅番号であるA2は欠番となっています。

近年、JR西日本が山陰線の複線化や新駅の設置で嵯峨嵐山方面の観光需要の取り込みに力を入れています。しかし、高架路線で京都市内をパスしてしまうのは大変もったいない話しです。

本来、旅の楽しさ、奥深さを大切にし、広く伝えて行かなければいけないところを、「便利、速い」ばかりを「売り」にするJR西日本の姿勢には疑問を感じます。


せっかく観光のために京都に来るのですから、多少不便で時間がかかっても「高架線路で一気」に嵯峨嵐山まであっけなく行ってしまうのではなく、京都の町並みを眺めながら、京都らしい難読な駅名のアナウンスを聞きながら嵐電で移動し、嵯峨嵐山という場所が京都の西のはずれに位置するのだという事を実感していただけたらと思います。

嵐電全線で有効な1日乗車券は簡単な沿線ガイドと様々な特典、割引券とセットで500円です。

嵐電は昼間であれば、ほぼ10分間隔で運行されています。1日乗車券を活用して沿線に散らばる様々な見所を散策するのも楽しいと思います。

そうそう、四条大宮駅から四条通りを北に渡ったところに「餃子の王将」1号店が今も営業しています。
餃子の王将はこの四条大宮の地から高度成長の波に乗って全国に展開していったのですね。
 
 

2 件のコメント:

Hoppyman さんのコメント...

地元沿線小さな旅ですね。いいですねぇ!
東京ならさしずめ東急世田谷線あたりでしょうか・・・

ten さんのコメント...

◆hoppymanさん
手近なところで半日遊んできました。
ふだん通勤や生活の中で通っている場所も旅行気分で訪れるといろいろと違って見えるものですね~。

東京は東急世田谷線や都電荒川線とか、地元の小さな旅にはうってつけのコースが沢山あって羨ましいです。

hoppymanさんは普段から生活の中で小旅行を楽しんでおられるようで流石だと思います。

僕も「みつぼ」行ってみたいなぁ~!!

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