2008年2月24日日曜日
2008年2月23日土曜日
大阪城の梅林
今回持っていったカメラは PENTAX KX、レンズは smc PENTAX-A MACRO 2.8/50 と COSINA MF 3.5-4.5/19-35。
フィルムはダイソー Kodak GOLD 200。
当日は晴天でしたが季節が早く色温が高めなので黄色の強いKodakを使いました。(経済的にも・・・)
smc PENTAX-A MACRO 2.8/50はシャープでボケも割と綺麗なのですが、背景に光源があるときに絞るとどうしても絞りの形が目についてしまいます。
大阪城大手門
冬場は日差しが低く影が長いのでどうしてもハイコントラスト気味になってしまいます。
それも雰囲気だと思うのですがデジタルで撮ると画像処理エンジンがその辺も上手に補正してくれます。
時にはフィルムで写真を撮るのも良いものですね。
2008年2月4日月曜日
手持ちのレンズ ベスト・テン(その4)
第7位 LZOS INDUSTAR-61L/Z-MC 2.8/50 (M42)
気が付くともう2月で、1月はまるまる怠けてしまいました。
さて、手持ちレンズの勝手ベスト・テンも第7位まできました。
第8位と第7位ははからずも同じLZOS製のロシアンレンズであります。
INDUSTAR-61L/Z-MC 2.8/50は焦点距離50mm、開放F値2.8のテッサータイプ(?)プリセット絞りレンズで正式にはマクロレンズではないようですが最短撮影距離が30cmとAPS-Cのデジタル一眼ではポートレートマクロとしてとても使いやすいレンズです。
このレンズの特徴は以下の2点だと思います。
①ランタンガラスを使用したレンズである。
②絞りの形状がお星様(六芒星)になる領域がある。
①のランタンガラスについては正直どこがどのように良いのか悪いのか僕には判りません。(酸化ランタンをレンズの硝子基材に使用するとサイズの割に光学特性の良いレンズが造れるのだそうです。)
酸化ランタンは酸化トリュウムを使用した某レンズのように放射線を出すことも無いので安心ではあります。
②に関しては、とても興味深い特徴でこのレンズを入手した最大の理由でもあります。
テッサータイプですが開放でのボケは柔らかくとても綺麗です。
一転、少し絞るととてもシャープで硬目の描写となります。テッサーでよく言われる後ボケの煩さや二線ボケ傾向はあまり感じられません。
テッサータイプなのでテレセントリック特製はあまり良くないはずなのでデジタルで使用する場合周辺部光量に問題があるのかも知れませんが、APS-Cで使う分にはほとんど気になりません。
デジタル用のズームレンズは最短焦点距離が短いのとテレセントリック特性を上げるために前玉が凹レンズのレトロフォーカスタイプが多いのでボケ味という点ではこのようなレガシーなレンズに分があるのかも知れません。
また、このレンズは前玉が深い位置にあるためフードいらずなのもありがたい点だと思います。
が、ご覧のように造りの粗雑さはロシアレンズらしさを十分に発揮しています。特に文字の彫りの甘さといい加減さは流石です。
最新レンズの高性能さを重視される人にとっては論外なレンズなのかも知れませんが、一度この手のレンズのコンパクトさ、素直さ、個性(らしさ)を体験してしまうと大きく重いAFズームレンズを持出すのは面倒に思えてしまいます。
余談ですが、ほぼ同じスペックのsmc PENTAX-A MACRO 2.8/50と比べるとボケの柔らかさ、歪みの少なさではダブルガウスタイプと思われるsmc PENTAX-A MACRO 2.8/50の方が良いような気がします。
ですが、PENTAXの暖かみのある雰囲気と比べて、独特の場末的な色気がINDUSTAR-61Lにはあるように思います。
登録:
投稿 (Atom)