2008年1月11日金曜日

分解掃除

 
勝手ベスト・テンの途中ですが閑話休題を一つ。
smc PENTAX-M 2.8/28(Kマウント)




今日は以前から内部の曇りが気になっていたsmc PENTAX-M 2.8/28(前期型)を思い切って分解掃除しました。
レンズの曇りは保管状態の悪いもので良く見かけますがコーティングや硝子の表面が曇っている場合と、外部から侵入した細かいホコリが内部のレンズに付着している場合があるようです。このレンズは後者でした。

購入時から曇りが気になっていたのですが、元々あまりシャープな写りのレンズではないようなので、微妙に甘い感じが曇りによるものなのか本来の持ち味なのか良く判らなかったのでそのまま使用してきました。

しかし、先日撮影したこの写真を見ていてこの微妙なコントラストの加減がどうしても気になったので掃除することにしました。


このレンズはマウント側のネジを外すことで絞り機構のところまで露出することは以前babathegiantさんのブログを拝見して知っていたのですが、レンズを分解するところが不明でした。

細かいホコリの侵入による曇りは、絞り羽根の前後が曇っている場合がほとんど(絞り連動機構の隙間からホコリが入るのだと思います。)なので予想では後玉2枚を外し、絞りの前後のレンズ面を掃除しなければいけません。

とりあえず、マウント部を分解してみると後玉は簡単に外す事が出来ました。しかし絞りの前には予想通りもう一枚レンズがありました。
後玉レンズの裏表を確認し、更に分解を進めるとあっさり絞り羽根に到達出来ました。

後玉2枚と絞りの手前のレンズを掃除すると予想通り曇りは綺麗になくなりました。

組み上げる際、本来は光軸の確認とか色々と調整をするのだろうと思いますが、そんな知識もテクニックも機材もありませんので適当に元通りに組み立てました。

果たして撮影結果は・・・


あまり変わりませんでした。

ま、見た目にとても綺麗になったので良かったと思います。

6 件のコメント:

Hoppyman さんのコメント...

私も前期型をジャンクで購入しましたが、カビがあったので分解掃除しました。

確かにシャープさは程ほどですが、いかにもPENTAXらしい柔らかさと、独特な発色で結構気に入っています。

ten さんのコメント...

>hoppymanさん
あ、hoppymanさんバラされてましたか~、分解する前に注意点を聞いておけば良かったなあ。

今度、なにかレンズを分解するときは宜しくお願い致します。

M28/2.8は本当にPENTAXらしい写りのレンズですね。
明らかにNikonの感じとは違っています。

コンパクトで良いレンズだと思います。
でも以前、hoppymanさんが言っておられたようにレトロフォーカスタイプのレンズはボケ味で不利なようです。

広角アップで背景を綺麗にボカしたいときはやっぱりレンジファインダーが有利と言うことですかね~。

Hoppyman さんのコメント...

レンジファインダーは寄れないのがツラいところです。そこでEPSONのRD-1(S)が気になるんですよねー
フィルムのレンジファインダー機ではまず不可能な中間リングの使用も可能でしょうから・・・
でも、高くて買えません(涙)

ten さんのコメント...

>hoppymanさん
EPSONのRD-1は常に気になる存在ですね~。

本家 M8も含めて僕には全く手の届かない世界です。

うちにはまともに使えるレンズ交換式のレンジファインダー機はⅢcとCANON PしかないのでいつかはMマウント機もと思っています。

CosinaのZeiss Ikonとか憧れています。

匿名 さんのコメント...

こんにちは。
私はカニ目が無いのでレンズまでは到達できませんが、
やられたのですね。
私のこのレンズは今使用不可となっております。
ピントリングの調子が悪いんですよね。
気に入っていたレンズなだけにどうにかしたいと思っています。

ten さんのコメント...

>babathegiantさん
コメントありがとうございます。

babaさんのブログで分解されているのを拝見してからずっとチャレンジするべきかどうか悩んでいたのですが勢いでやってしまいました。

babaさんのはピントの具合が悪くなってしまったのですね、なんとか復活すると良いですね。

ヘリコイドは前玉の方からバラすのでしょうか?
後ろ2枚はフランジを緩めるだけで簡単に分解できましが前側は大変そうです。

また、情報ありましたら教えて下さい。

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